本当は怖いプラセンタ注射? プラセンタ注射の副作用やデメリットは?

プラセンタといえば、美肌や美白、アンチエイジングなどに効果を発揮する大人気の成分。

ドリンクやサプリメントも珍しくなく、いまや薬局などでも簡単に手に入ります。

そんなプラセンタですが、最近は「プラセンタ注射」なるものが注目を浴びているとか?

プラセンタ注射とはいったいどんなものなのか?

どんな効果があり、どこで受けられるのか?

副作用などのリスクはないのでしょうか?

今回はそんなプラセンタ注射に関する疑問を解き明かします!

 

プラセンタ注射とは

私たちが普段目にするサプリメントやドリンク剤に配合されているプラセンタは羊や馬、豚などの動物の胎盤から抽出したエキスを使っています。

反して、医療機関で処方される医薬品としてのプラセンタに使用されるのはヒトの胎盤から抽出したもの。

そのため、動物由来のものよりも人の体に馴染みやすく、高い効果を期待できると考えられます。

この医薬品としてのプラセンタは現在2種類存在しており(メルスモンとラエンネックが認可されている)、どちらも水性注射液。

つまりプラセンタ注射とは、医療機関で受けられるプラセンタ治療のことなのです!

 

どんな効果が望めるの?

基本的に、プラセンタ注射は特定の疾患の治療に使われます。

具体的には、

・慢性肝疾患における肝機能の改善
・更年期障害
・乳汁分泌不全の治療

などであり、既に十分な効果効能が確認されています。

それ以外の効果として、多くのプラセンタ商品が掲げているような美肌やアンチエイジングなども期待できます。

その根拠として紹介したいのが、次に記すプラセンタが持つ薬理作用です。

①基礎代謝向上作用
②細胞活性化作用
③呼吸促進作用
④血行促進作用
⑤造血作用
⑥疲労回復作用
⑦血圧調節作用
⑧自律神経調節作用
⑨ホルモン調整作用
⑩免疫強化作用
⑪活性酸素除去作用
⑫抗突然変異作用
⑬創傷回復促進作用
⑭抗炎症作用
⑮抗アレルギー作用
⑯体質改善作用
⑰強肝・解毒作用
⑱妊婦の乳汁分泌促進作用
⑲食欲増進作用
⑳精神安定作用

計20個。

驚きの多さですね。

その秘密は、プラセンタに含まれる成分にあります。

プラセンタエキスのもととなる胎盤には、人間にとって欠かせないたくさんの栄養素が豊富に含まれています。

さらに、

・アミノ酸
・核酸
・酵素
・タンパク質(細胞の成長、増殖を促す成長因子)

も数多く含まれており、そのゆえに上記の薬理作用をもたらすことができるのです。

以上から、プラセンタ注射の効果を分かりやすくまとめてみましょう。

・肝機能、更年期障害、乳汁分泌不全の治療に処方される
・美白効果やシミ・シワ・たるみなどの改善(美肌とアンチエイジング)
・関節・筋肉の痛みや凝りの改善、アレルギー症状の緩和、疲労回復にも効果あり(健康面)
・自律神経失調症や、それに伴う鬱病、不眠症、不安症などの改善(メンタル面)

どこで受けられる?

すでに説明済みですが、プラセンタ注射は医療機関でしか受けることができません。

プラセンタ注射を受けたい場合、病院やクリニックなどを受診する必要があります。

しかし、一体何科を受診すれば良いのでしょうか?

一番確実なのは、美容外科と婦人科でしょう。

また、最近では皮膚科や内科でも受けられるようですし、一部精神科でも受けられるようです。

ご自身の悩み事や目的に合わせて、受診する科を選んでくださいね。

ただし、すべての病院・クリニックで受けられるわけではありません。

プラセンタ注射を行っているかどうかは事前に問い合わせるか、HPなどを確認しましょう。

 

 

副作用やリスクについて

医薬品は作用が強い分、それに伴い副作用のリスクも高まります。

プラセンタにはたくさんの作用がありますが、副作用はないのでしょうか?

副作用はないの?

医薬品である以上、副作用はないとは言えません。

可能性として挙げられるのは、

・悪寒
・悪心
・発熱
・発赤
・発疹
・注射部位の疼痛

など。

これらはメルスモンとラエンネックの使用上の注意に記載されている副作用です。

また、人によってはショック症状や過敏症などのアレルギー症状が表れる場合もあるようです。

さらに、特に記載はされていませんが、閉経していたのに月経が再開したり月経が不順になったという人もいるようです。

これらの副作用が出るか出ないかは人それぞれであり、中には当然全く問題のないない人もいます。

また、もし万が一副作用が出てしまった場合は、すぐに投与をやめれば症状は治まるとのことです。

 

副作用リスクが高まる投与法

最近はプラセンタ注射が有名になり、その需要が高まってきています。

そのためか、正式ではない投与法を行う機関も増えており、そのような場所でプラセンタ注射を受けた場合に副作用が出ることが多いようです。

まず一つ目が静脈注射です。

プラセンタは皮下か筋肉に注射するものであり、静脈に打つことは認可されていません。

静脈に注射した場合、

・血圧の低下や呼吸困難
・痙攣
・ショック症状
・ホルモン異常

などの重い副作用が出ることがあると臨床試験で判明しているからです。

ではなぜ、静脈注射をするのか?

それは、血液に直接プラセンタを入れて全身へめぐらせることで、効果の実感を早めるためです。

しかし、プラセンタはその性質上、即効性を求めてもほとんど意味はありません(詳しくは次項で説明します)

確かに血液に直接薬液を流し込むことは効果を早めるようなイメージがありますが、残念ながらプラセンタの場合においてはあまり意味がないのです。

二つ目は、他の成分と混ぜること。

いわゆる、カクテル注射というやつです。

複数の美容成分とプラセンタを混ぜて投与する方法で、最近増えている点滴バー(美容系のクリニックが行っている、手軽に受けられる美容点滴)などでよく見られるようです。

しかし、他の成分と混ぜて投与することも認可されてはいません。

静脈注射と同様、重い副作用のリスクを高める可能性があります。

どうしてもカクテル注射を受けたい場合は、医師と相談し安全性に十分納得できてから受けるようにしましょう。

以上が、副作用のリスクを高めてしまう投与法です。

プラセンタ注射を受ける際は、投与法をきちんと確認し、認可を受けた薬剤(メルスモンかラエンネック)であることを確認しましょう。

 

 

その他のデメリット

体に良いことばかりのようなプラセンタ注射ですが、デメリットは副作用だけではありません。

他にもいくつかのデメリットが存在します。

先ほど少し触れましたが、プラセンタ注射に即効性を求めてもほとんど意味がありません。

というにも、プラセンタには即効性自体はあるのですが、持続力がないのです。

プラセンタはとても吸収がよく、体内ですぐに各種細胞に働きかけます。

そのため、一回の注射でもそれなりの効果を得ることはできるのですが、その分すぐに排出されてしまい、望んだ効果が得られるのは良くて2,3日程度。

ある程度継続して効果を得たいのであれば、体内にできるだけ長くプラセンタを留めなくてはなりません。

つまり、きちんと期間を設けて、ある程度の頻度で継続して注射を受けなければならないのです。

だいたい週に2,3度を1か月ほど続け、以降は少しずつペースや投与量を落としていくことが多いようです。

自宅近くにプラセンタ注射を受けられるクリニックがあるならまだしも、さすがにこの頻度で通院するのは結構大変ですよね。

さらに、注射を受ける回数が増えればコストも上がります。

プラセンタ注射に保険が適用されるのは、慢性肝疾患と更年期障害、乳汁分泌不全の治療の場合のみ。

当然ながら、美容目的の場合には保険はきかず、自由診療となります。

価格はクリニックによりけりですが、1回2000~9000円ほど。

週2回で1か月通ったら、16000~72000円ほどになります。

お財布のことを考えると、軽々しくプラセンタ注射を受けるなんて出来ない人も多いのではないでしょうか。

最後にもう1点デメリットを挙げるとしたら、献血ができないことでしょうか。

プラセンタ注射を受けた人の献血が制限されたのは、平成18年のこと。

その理由の根幹にあるのは、変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)という恐ろしい病気の存在です。

vCJDはプリオンという糖蛋白質粒子が病原体となる病気で、プリオンは血液をはじめあらゆる臓器・部位にたまりやすい物質です。

現在までvCJDは献血の際に血液から検査する方法が実用化されておらず、vCJD感染拡大のリスクが否定できない場合(欧州の滞在歴があるなど)、献血が制限されています。

そして、医薬品プラセンタに使用されているのはヒトの胎盤。

理論上、プラセンタ注射を受けた人の血液によるvCJD感染のリスクを否定できません。

そのため、プラセンタ注射を受けた人は献血ができないのです。

ただし、これは暫定的な処置です。

これまでにプラセンタ注射でvCJDになった人はおらず、プラセンタ注射の安全性がきちんと立証されれば、この措置は解かれるでしょう。

献血はできないといっても、輸血を受けることはできるのでご安心を。

また、献血が制限されるのはプラセンタ注射を受けた場合のみであり、サプリメントやドリンク剤の服用は問題ありません。

 

 

おわりに

今回はプラセンタ注射の副作用やリスク、デメリットについてお話ししました。

女性のみならず、老若男女問わず嬉しい効果が盛りだくさんのプラセンタ注射ですが、

副作用の可能性はゼロではなく、認可されていない投与法を行っている医療機関もけして少なくはありません。

それ以外のデメリットも無視できるものではないため、プラセンタ注射を受ける場合はこれらを十分に考慮したうえで安全性を確保し、納得して受けるようにしましょう。

 


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