目元の保湿ケア方法!目元ケアでクマやしわを予防!
目元は刺激を受けやすく、乾燥しやすい部位です。
そのため、しっかりとケアをしなければ簡単にシワやシミなどができてしまいます。
ここでは、正しい目元のケアについて解説します。
Contents
目元ケアの必要性
目元は、正しくケアしなければシミやシワ、クマなどができてしまう部位です。
なぜ、これらの肌トラブルが起こりやすく、どのようなメカニズムで起こるのかみていきましょう。
シミ
シミの正体は、排出しきれなかったメラニン色素です。
メラニン色素は、肌が刺激を受けたときに、肌を外的刺激から守ることを目的として、メラノサイトから分泌されます。
通常では、肌のターンオーバーによって自然に排出されるので、シミになることはありません。
しかし、
・不規則な生活
・ストレス
・運動不足
などの原因でターンオーバーが乱れると、メラニン色素がしっかりと排出されず、シミとして残ってしまうのです。
シワ
シワには、表皮性のシワと真皮性のシワがあります。
表皮の奥にあるのが真皮で、コラーゲンなどがある層です。
表皮性のシワは、ターンオーバーが乱れたり角質層の水分量が低下したりすることが原因で起こります。
細かいシワであるため、ちりめんジワとも呼ばれています。
真皮性のシワは、コラーゲンや天然保湿因子が減少して肌の弾力が失われることで現れます。
特に、目じりにできやすいシワです。
クマ
クマには、
・色素沈着による茶グマ
・血行不良による青グマ
・たるみや皮膚のへこみによる黒グマ
があります。
茶グマの原因は色素沈着であるため、シミができるメカニズムと同じです。
目元はマスカラや化粧品かぶれなどが起こりやすく、それらの炎症から肌を守るためにメラニン色素が分泌されます。
青グマは、目の周りの血行不良が原因で、睡眠不足やストレス、眼精疲労などによって引き起こされます。
黒グマは、生まれつき目の周りの脂肪が少なかったり、加齢にともなって脂肪が萎縮したり、皮膚がたるんだりすることが原因です。
目元ケアの方法
目元のトラブルを防ぐために、以下のような対策、ケアを行いましょう。
洗顔とクレンジング
目元はマスカラなど濃いメイクをするため、洗浄力が強いクレンジング剤を使用している人もいるでしょう。
そのようなクレンジング剤は、肌の乾燥を招きます。
また、界面活性剤や添加物が含まれているものも多く、目元の乾燥や色素沈着を起こしやすいのです。
マスカラがなかなか落ちないからといってゴシゴシとこするのも避けましょう。
洗浄力が強いクレンジング剤を使わなくても簡単に落ちるマスカラを使用することをおすすめます。
保湿
乾燥によるシワやクマなどを防ぐために、しっかりと保湿しましょう。
ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿力が強い化粧品を使用したり、アイクリームなどで油分を補給してあげましょう。
血行促進
血行不良が原因の青グマの対策として、目元をマッサージしましょう。
ただし、強くマッサージしないよう注意し、クリームなどの円滑剤を使用してください。
マッサージによる乾燥が心配な場合は、ホットタオルで温めるとよいでしょう。
紫外線対策
紫外線は、活性酸素を発生させて肌に炎症を引き起こしたり、熱エネルギーでやけどのような日焼けを起こしたりします。
・ニキビ
・シミ
・しわ
・たるみ
・くま
など様々な肌トラブルの原因になるので、入念に紫外線対策をすることが大切です。
ただし、強力な日焼け止めには、紫外線吸収剤という肌に悪影響を及ぼす成分が配合されていることが多いので、
SPF20、PA++までのものを使いましょう。
そして、こまめに塗りなおすことが大切です。
目元ケアに有効な成分
目元ケアをする際には、以下のような成分が含まれたものを使用しましょう。
プラセンタ
プラセンタとは胎盤のことを指します。
豚や馬由来のプラセンタが化粧品に配合されていることがあります。
プラセンタには、高い保湿効果が期待できます。
ヒアルロン酸やセラミド
ヒアルロン酸とセラミドは少量で大量の水を保持することができる成分で、肌から水分が蒸発しないようキャッチしておく役割があります。
水分で潤った肌は外的刺激を受けにくいので、様々な肌トラブルの予防に繋がります。
ビタミンC誘導体
ビタミンCには、活性酸素による酸化に対抗する抗酸化作用があるため、ニキビやしわなど様々な肌トラブルに有効と考えられています。
しかし、ビタミンCを肌に塗っても、奥深くにまでは浸透しません。
そこで開発されたのが、ビタミンCの肌への浸透性を高めたビタミンC誘導体です。
肌に浸透後、ビタミンCへと変化して作用します。
コラーゲンの生産を促す作用もあるので、弾力のある刺激を受けにくい肌になります。
レチニールエステル
レチニールエステルは、化粧品に添加される際に使われるビタミンAで、化学的に安定するよう作られています。
傷ついた細胞を修復するとともに、ヒアルロン酸やコラーゲンなどを生産する線維芽細胞にアプローチをかけて、
保湿成分の生産を促します。