【プラセンタ注射】メルスモンの効果とは?
メルスモンは、プラセンタ製剤の一つで、美肌効果の他にも様々な作用があるといわれています。
体内に直接注入するため、
- 外用薬
- 内服薬
と比べて高い効果が期待できます。
自宅では使用することができないので、クリニックで医師に相談してみてくださいね。
ここでは、メルスモンの効果や副作用などについてご紹介します。
Contents
メルスモンとは
メルスモンは、プラセンタ注射薬の1つです。
プラセンタとは、直訳すると「胎盤」を意味します。
ここで言うプラセンタは、胎盤から抽出した「プラセンタエキス」のことを指します。
このプラセンタエキスを注射薬として作ったものがメルスモンです。
- 美容目的
- 更年期障害の治療
- 慢性肝疾患の治療
などに使われますが、美容目的の場合は保険が適用されません。
そのため、受けるクリニックによって料金が異なります。
メルスモンの原料
- 医療用のプラセンタ注射薬であるメルスモン
正常分娩で生まれた人の胎盤から作られています。
- 美容目的で化粧品などに配合されているプラセンタエキス
人の他に豚や馬などの胎盤から抽出されたものです。
メルスモンは、妊娠入院の際に複数回の血液検査を行い、血液を介して感染する可能性が高い
- C型肝炎
- エイズウイルス
などがないことを確認した胎盤から作られます。
また、高圧蒸気滅菌をしたうえで無菌になっているかどうかをテストし、動物に投与したときの反応を見てようやく人に使用できる状態になります。
プラセンタには、細胞の新陳代謝を促す成長因子が含まれています。
他にも、
- ビタミン
- アミノ酸
- 酵素
など様々な成分が含まれているのです。
メルスモンの効果
メルスモンは、
- 美白
- 保湿
- シミ
- シワ
などに効果があるといわれています。
また、
- 更年期障害
- 生理痛
- 生理不順
- 肩こり
- 腰痛
- 疲労回復
- 自律神経失調症
- うつ病
などにも適用できます。
シミに直接注射することで、メラニンの還元作用が期待できます。
クリニックでのプラセンタ注射の方法
クリニックでのプラセンタ注射の方法は次の3つです。
- 皮下注射
少ない薬液量で済みますが、吸収量が少ないです。
金額は最も安いため、金銭的な負担を抑えたい方におすすめです。
- 筋肉注射
筋肉は血管が多いため、早くに成分が吸収されます。
できるだけ早く効果が現れてほしい場合におすすめです。
- ツボ注射
顔のツボに注射することが多く、美容目的で行います。
費用が高くなる傾向があります。
なお、クリニックではメルスモンを静脈へ注入することが禁止されています。
これは、
- プラセンタによる副作用が出やすく、
- 体外へ排出されるまでの時間が短く効果が低下しやすい
ためです。
効果的な注射方法
週に1~2回の頻度での注射を1~2ヶ月続けます。
そして、プラセンタ注射による効果が現れてからは、効果を維持することを目的として1~2週間に1回の頻度で注射します。
メルスモンの注射を受けてすぐに効果が現れる訳ではなく、長く継続することで効果を実感できるようになるのです。
プラセンタ注射の副作用
プラセンタ注射薬によって副作用が出る心配は少なく、重篤なものになると更に可能性が低くなります。
しかし、稀に
- 発熱
- 皮膚の赤み
- 発疹
- 悪心
などの副作用が現れることがあります。
このような場合はすぐに注入を中止します。
また、注射したところに赤みや痛みが現れることがありますが、通常半日程度で消失するので心配はいりません。
また、プラセンタはタンパク質であるため、アレルギーが起こることがあります。
また、閉経後に注射すると再び月経が始まることも稀にあります。
このような副作用はプラセンタの使用をすぐに中止すれば改善されることがほとんどです。
複数の薬剤を混ぜ合わせた注射に注意
プラセンタエキスを複数の薬剤と混ぜて投与することは認められていません。
これは、未認可というだけで、法律で禁止されてはいないため、行っているクリニックもあります。
この投与法によって注射すると、
- 血圧の低下
- チアノーゼ
- 痙攣
など重篤な副作用を起こす恐れがあります。
特に、美容クリニックで行われていることが多いので注意しましょう。
献血ができなくなる
プラセンタエキスの安全性については完全に保証されたものではありません。
そのため、プラセンタ注射を受けると今後一切献血ができなくなります。
- 内服薬
- ドリンク剤
などであれば、献血が可能です。
プラセンタサプリとの併用
- プラセンタサプリ
- 注射
を併用する場合には、摂取量に注意が必要です。
プラセンタサプリは注射と比べて副作用が起こるリスクが少ないですが、アレルギーが起こる可能性はあります。
最初は少量から始めて、問題なければ通常量を摂取しましょう。
プラセンタ注射をしている場合は、医師に相談してください。
プラセンタエキスの副作用がどのような条件で現れるのか解明されていないため、摂取量が多いことによって副作用が現れる可能性があります。