乳酸菌はアトピーにいいの?乳酸菌のアトピーへの効果は?
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アトピーについて
正式名称はアトピー性皮膚炎で、英語ではatopic dermatitisと言います。
世の中には様々なアレルギー反応がありますが、その中でも皮膚に症状が現れることを指すのがアトピー性皮膚炎です。
アトピーという名前には、ギリシャ語で特定されていないという由来があり、不思議な病気と考えられてきました。
アトピー性皮膚炎の症状
症状としては痒みがひかず、湿疹が出たり、治ったと思えばまた症状を繰り返すというものです。
先ほども書きましたが、湿度の高い日本において、アトピーに悩んでいる人は少なくなく、ひかない痒みに夜も眠れなかったり、外見にも表れてしまうので湿疹が気になってしまい外出ができず悩んでいる人も非常に多くいらっしゃいます。
その悩みは計り知れません。
特効薬に乳酸菌?
またアトピーのお子さんを支えるお母さんたちも毎日が戦いで、どこかに特効薬はないかと探して、気持ちが安らぐ暇もないでしょう。
絶対的な対策や治療がなく、苦しんでいらっしゃる方にとって、そんな苦しみに少しでも明るい兆しが見えればと考え、そのひとつとして乳酸菌のもつ力をご紹介することにしました。
アトピーの原因
しかしながら、原因のいくつかを書くとすれば、
・生活環境
・食生活
・ストレス
などの要因の他、遺伝が大きく関わってくると言われています。
皮膚のバリア機能が弱い
アレルギーを発症しやすい人や皮膚のバリア機能が十分でない場合に症状が出やすいとされていますが、やはり家族にアレルギーをもっている人がいるとアトピーになる可能性がどうしても高くなってしまうようです。
ただし、小さい頃アトピーをもっていたけれども大人になるにつれ改善された人や、完治したとは言わずとも症状が軽くなった人、またアトピーをもっていても外へ出て活躍の場を広げている人もたくさんいらっしゃいます。
また、アトピーに苦しんだ経験や、克服した経験がたくさんの人の役に立つことも期待できます。
ぜひ諦めずに一緒に改善方法を見つけていければと思います。
乳酸菌がもたらす効果
・腸の動きを整る
・便秘の改善
・ダイエットに効果
があったりとその注目は多方面から向いています。
実は、今回のアトピーの改善についても効果が注目を集めているのです。
腸内の環境が整っていれば、健康が保たれると言えるからです。
腸内環境がアトピーに影響
なぜ腸内環境がアトピーに関係するのかというと、腸内環境が悪く免疫力が落ちるからです。
アレルギーへの過剰反応がアトピーの原因になりますので、腸内環境が悪ければ免疫がなくなりその可能性はかなり高まってしまうのです。
そんな腸内環境を整えてくれる乳酸菌ですが、具体的にどんな菌が効果をもたらしてくれるのでしょうか。
そのいくつかを紹介します。
乳酸菌の種類
L-92乳酸菌
ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株というのが正式名称です。
その研究は2000年頃に始まったと言われていて、その開発はカルピス社によるものです。
その魅力は、免疫のバランスを整えることができると言われているところにあり、新機能性乳酸菌と呼ばれています。
アトピー性皮膚炎の小児に対する調査を通じて、アトピー症状の改善が確認されたことから広く一般にその効果が期待されるようになりました。
乳酸菌KW3110
キリンホールディングスと昭和女子大学大学院生活機構研究科の共同で行われた研究により注目が集まった菌。
正式名称は「ラクトバチルス・パラカゼイ・KW3100株」と言います。
その研究におけるラットの実験で免疫細胞のバランスを整えてくれる菌であるとされました。
ビフィズス菌LKM512
「生きたまま腸まで」を叶えてくれる胃酸によるダメージに強い菌です。
発見されたのは1997年とされていて、大腸の中で増殖することもその良さとして挙げられており、便秘の改善や肌トラブルへの効果が期待されています。
乳酸菌摂取の注意点
食品や飲料、そして手軽なサプリメントなど様々な方法で乳酸菌を取り入れることができますが、だからこそ注意していただきたいことがあります。
それは、しっかりと自分に合うものかどうかを見極めることです。
品質が様々
飲料やサプリメントについては、日本が長らく価格戦争の只中にあることもあり、価格の安さばかりを求め品質が伴っていない場合があります。
治療中の方は成分の確認を
アレルギーを改善するための努力が、余計に症状を悪化させることもあるのです。
成分表を必ず確認し、価格だけで決めるのではなく、もし通院している病院があればぜひ「これを試そうと思っているのですが」と専門家であるドクターに一度相談をしてみましょう。
今後も乳酸菌の効果に期待
アトピーは非常にデリケートなので、慎重に取り組むことが大切です。
しかしながら先ほど挙げた通り、新しい菌が発見されたり、その効果が研究により証明されていますので、この先ももっと効果のある商品が期待できますし、近い将来、「特定されていない」「不思議な病気」という由来から遠ざかり、アトピーという名前が世の中から消えるかもしれませんね。