美容成分のプロテオグリカンに副作用はあるの?
プロテオグリカンは、肌の健康を取り戻すのに役立つ美容成分です。
コラーゲンやヒアルロン酸の生成促進や高い保湿効果など、さまざまな肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。
このように高い効果が期待できる成分を使ううえで気になるのは副作用ではないでしょうか。
ここでは、プロテオグリカンに副作用はあるのか、あるとすればどのように防げばよいのかをご紹介します。
Contents
プロテオグリカンとは
プロテオグリカンは鮭の鼻軟骨から抽出される成分で、人の皮膚や軟骨にも存在します。
ヒアルロン酸やコラーゲンなど肌の弾力やうるおいに関わる成分の生産を促したり、抗酸化作用や抗炎症作用であらゆる肌トラブルを防いだりする効果が期待できます。
また、プロテオグリカンそのものにも高い保湿効果があるため、健康な肌を維持したい方におすすめです。
プロテオグリカンに副作用の心配はある?
プロテオグリカンは人の体内にも存在する成分であるため、副作用は起こりにくいとされています。
ただし、鮭に対してアレルギーがある場合は、
・じんましん
・湿疹
などが起こる可能性があります。
もし、このような症状が現れた場合はすぐに使用を中止してクリニックを受診してください。
プロテオグリカンそのものに副作用はありませんが、プロテオグリカンの化粧水や美容液に含まれる他の成分によってなんらかの副作用が起こる可能性があります。
副作用が起こらないようにする方法
副作用が起こらないようにプロテオグリカンを使いたいのであれば、化粧水や美容液を購入するときにいくつかの項目をチェックしなければなりません。
まず、
・防腐剤
・着色料
・香料
などが含まれていないか確認しましょう。
これらの成分によって湿疹や赤みなどの症状が現れる方もいます。
これまでに、防腐剤や着色料などでトラブルが起きた方は特に注意が必要です。
また、プロテオグリカン以外にも複数の美容成分が含まれている場合、成分を安定させるために防腐剤などを添加せざるを得なくなります。
プロテオグリカンしか含まれていないシンプルな化粧品を選びましょう。
次に、プロテオグリカンの抽出方法を確認してください。
毒性のある薬品を使ってプロテオグリカンを抽出している場合があるので、
・クエン酸
・アルカリ溶液
など身体に害が及ぶ心配のない抽出方法のものを選びましょう。
抽出方法がホームページなどに明記されていない場合は、購入を控えた方がよいかもしれません。
サプリメントの選び方
プロテオグリカンのサプリメントを使用する場合は、天然原料のものを選びましょう。
化学合成原料のものは価格が安くなっていますが、化学物質が混入している可能性があります。
化学物質の影響で肌トラブルが起こる恐れもあるので注意が必要です。
また、天然原料のものと比べて吸収率も低いため、効果が現れにくい場合があります。
製造年月日もチェックしましょう。
時間が経過すればするほどにサプリメントの質が低下するため、効果も下がる可能性があります。
副作用が起きた場合の対処
もし、プロテオグリカンを使っていて副作用が起きたのであれば、すぐに使用を中止してください。
また、肌に塗った場合はしっかりと洗顔しましょう。
そのうえでクリニックを受診してください。
軽い赤み程度の副作用であれば、患部を冷やしたり非ステロイド性抗炎症薬を塗ったりするだけで治まるでしょう。
ステロイド外用剤は、真菌が原因の肌トラブルに使用すると症状の悪化を招く恐れがあります。
プロテオグリカンによる赤みの可能性が高かったとしても、念のために使わない方がよいでしょう。
また、非常に稀ですが、鮭に対して強いアレルギーを持っている方がプロテオグリカンを使用すると、アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
じんましんが大量に出たりボーっとするなどの症状が現れた場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
重度の場合には、死亡するケースもあるので、迷わずに救急車を呼ぶことが大切です。
低い濃度のプロテオグリカンを使う
副作用に対して慎重になるのであれば、低い濃度のプロテオグリカンの化粧品を使いましょう。
もし、赤みなどのトラブルが起きたとしても、軽度の症状で済むと考えられます。
それでアレルギーがでなければ、高濃度のものを使いましょう。
プロテオグリカンは、高濃度であればあるほどに高い効果を得られるといわれています。
肌への浸透性がよく、他の成分との親和性も高いので、複数の成分と組み合わせて、オリジナルの美容液を作ってもよいでしょう。
プロテオグリカンに副作用の心配はほとんどない
アレルギーを除き、プロテオグリカンに副作用の心配はほとんどありません。
サプリメントや化粧品を正しく選ぶようにしましょう。
そうすることで、副作用の可能性をさらに下げることができます。
肌によい成分で肌トラブルを起こしてしまえば本末転倒なので、抽出方法が明記されていないあまりにも安価な商品は避けましょう。