サフラワー油って肌にどんな効果がある?
お料理で紅花油を使うことはありますか?
そのベニバナ油がサフラワー油です。
お料理の世界で紅花油という名前が定着しているので、区別するために化粧品ではサフラワー油と表示されています。
体にいいとされている紅花油はお肌にも効果的です。
化粧品で使われているサフラワー油はお肌にどんな効果をもたらしてくれる成分なのか解説していきます。
Contents
お肌に効果あり?サフラワー油とは
体に必要な2種類の脂肪酸が含まれているのが紅花油ことサフラワー油です。
化粧品に配合されるまでに至ったサフラワー油には歴史がありました。
現在化粧品に使用されているのは高オレイン酸サフラワー油でお肌に刺激となりにくいタイプですが、サフラワー油が販売された当初は高リノール酸サフラワー油でした。
サフラワー油はかつて高リノール酸タイプだった
不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸は体の中で生成することができません。
そのため体の外から補給してあげる必要がある成分です。
リノール酸を多く含む食品として知られているのが、大豆油やヒマワリ油の油脂、マーガリンやくるみなどのナッツ類です。
サラダ油の1つとして販売されたときのサフラワー油には70~80%のリノール酸がたっぷりと含まれていて、お肌に刺激となるため化粧品に配合されていませんでした。
適量のリノール酸の摂取ならエネルギーの原料になったり、悪玉コレステロール値や中性脂肪の数値を減らしたりします。
でも過剰摂取すると
・動脈硬化
・心筋梗塞
・がん
などの病気へのリスクが高まってしまうのがリノール酸です。
善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増加することでドロドロ血を生み出すこととなります。
肥満になるだけでなく、血栓ができやすくなったり、細胞組織が炎症を引き起こしやすくなったり、さらには免疫力も低下してアレルギー症状も出てくるようになります。
化粧品に配合されたのは高オレイン酸のサフラワー油
リノール酸の過剰摂取によって健康に弊害が出る恐れがあると1990年頃から言われるようになりました。
その頃オレイン酸を多く含むベニバナの変種が発見されて70~80%のオレイン酸を含むサフラワー油の販売がスタートしました。
オレイン酸は酸化しにくく、加熱にも強く長期に渡って保存することができる脂肪酸です。
体に溜まった悪玉コレステロールを抑制するとともに血管の健康もキープしてくれます。
体にいいもの=お肌にいいもの。
高オレイン酸サフラワー油が配合された化粧品が販売されるようになりました。
サフラワー油にある5つの効果
化粧品に含まれているサフラワー油には高濃度でオレイン酸が配合されています。
肌刺激が少なく、クリームやローションなどの化粧品の原料として含まれているオレイン酸が美肌に導いてくれるんです。
高オレイン酸サフラワー油効果1:高い保湿力がある
オレイン酸がわたしたち人間の皮膚に一番多く含まれている皮脂成分だったこと知っていたでしょうか?
皮脂分のうち約40%を占めているのがオレイン酸です。
高い保湿力があるオレイン酸を多く含む高オレイン酸サフラワー油が使われている化粧品を使うことで、みずみずしいお肌を保つことができるようになりますよ。
高オレイン酸サフラワー油効果2:乾燥からお肌を守る
紫外線やストレスなどが原因でお肌の皮脂バランスが崩れてしまうと起きてしまうのがゴワツキや肌荒れです。
お肌が乾燥してしまうことで起きやすくなる肌トラブルを防ぐには、お肌に潤いをチャージして肌表面に外部刺激を遮断するみずみずしいベールを覆ってあげることが大切なポイントです。
高オレイン酸サフラワー油が潤いベールを張る役割を果たしてお肌を乾燥からしっかりと守ってくれます。
高オレイン酸サフラワー油効果3:皮脂バランスを保つ
お肌の皮脂のうち約4割を占めているオレイン酸ですが、いつもお肌の皮脂バランスを保っていられるわけではありません。
・偏った食事
・睡眠不足
・ストレス
・過度なスキンケアなど外部刺激
が原因で皮脂バランスを崩してしまうと、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルが出てきてしまいます。
高オレイン酸サフラワー油が配合されている化粧品を使うことで、乱れた皮脂バランスが回復してきます。
高オレイン酸サフラワー油効果4:血流が促進される
顔のお肌って意外と冷えていることに気づいていましたか?
寒い季節に手足が冷えたときさすってあげたり、マッサージしたりすることで血行が良くなり温まるように、顔のお肌も毎日でもマッサージしてあげたいパーツなんです。
オレイン酸には血行を促進する効果も期待できるのでマッサージ後のお肌やお風呂で温まった後のお肌につけたり、高オレイン酸サフラワー油配合の化粧品を塗ったあとでお肌を軽くマッサージしてあげたりすると血行が促進されるのでオススメですよ。
高オレイン酸サフラワー油効果5:アンチエイジング
アンチエイジング効果も期待できるのがオレイン酸です。
酸化しにくい性質を持ち、抗酸化力の強いビタミンEも含むオレイン酸は、肌老化を進行する活性酸素の働きを抑制して肌トラブルを解消し、元気ですこやかなお肌へと変えていきます。
まとめ:高オレイン酸サフラワー油配合の化粧品で美肌を目指そう♪
化粧品に含まれているサフラワー油には高濃度で酸化しにくく、保湿力のあるオレイン酸が配合されています。
保湿が充分行き届いているお肌は乾燥知らず、肌荒れなどの肌トラブル解消へ導くオレイン酸たっぷりのサフラワー油。
お肌にチャージしてあげると同時にお料理でも高オレイン酸サフラワー油を使って体に補給し、外側と内側のWアプローチでイキイキとした美しい体とお肌を手に入れましょう。